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中高一貫教育 これからの教育事情

 マスメディアでも最近よく取り上げられている「中高一貫教育」。この中高一貫教育とは何なのか、また、なぜマスメディアでも取り上げられているのか。その事情を考えます。

文部科学省が推進する「中高一貫教育」

 平成11年4月より、中等教育の一層の多様化を推進するために、学校教育法が改正され、正式に中高一貫教育がスタートしました。
 これ以前にも、一部の私学で中高一貫の流れはあったのですが、これによって一層その流れが加速されるようになりました。

中高一貫教育の実施形態

 現在、文部科学省が定めている中高一貫教育の実施形態は次の3つとなっています。

 栃木県においては、2番目の「併設型の中学校・高等学校」がその主流で、平成19年度開校の宇都宮東高校附設中学校、平成20年度開校の佐野高校附設中学校もこの形態となっています。
 (厳密に言うと、栃木県の私学はいずれとも異なるが、当サイトでは併設型の中学校・高等学校としています)

大学への進学を考えるのであれば中高一貫校が有利

 小学校卒業段階で、入試がある中高一貫校は、大学への進学が学習面で有利になることから、近年人気が高まってきています。
 次のようなカリキュラムがその一因となっています。

中学校・高校と別学の場合

中学校・高校と別学の場合

 ご覧の通り、中高別学であると、中学校卒業前に、高校入試のための受験対策が必要となります。もちろん高校卒業前にも大学入試のための受験対策が必要となり、3年ごとに入試が待ち構えているのです。

中高一貫校の場合

中高一貫校の場合

 ご覧の通り、受験対策は高校卒業前の1回だけで済みます。
 中学校3年次での受験対策が必要ないことから、その分早めに高校の内容を学習します。これによって、高校3年次に該当するときには十分な余裕をもって受験対策を行うことが出来ます。
 大学受験は高校受験とは比較にならないほど難易度が高く、より多くの学習時間を要するので、大学受験直前の時間的余裕は、考える以上に重要なものとなります。

 このような理由で、中高一貫校は大学進学を考えるのであれば有利となります。

中学校部分修了後には別の高校を受験できるのか?

 できる・できないでいえば、できます。しかしその場合は、入試があります。そのため受験対策を行わなければなりません。学校では、中高一貫ですので、別の高校を受験するためにその対策を授業で行ってくれることはないと思われます。対策は自分自身で行うしかないわけです。
 (もちろん学習塾などで対策をすることもできます)

 しかし、それでは何のために中高一貫校に入学したのかが分かりません。よほどのことが無い限りお勧めは致しません。

公立学校の先生の子どもも通っています

 この中高一貫校は、公立学校の先生の子どもも通っています。職場として学校を知っているだけに、次のことが考えられます。

 公立中学校の規律の乱れに関してはよく聴く話です。一部の生徒が規律を乱している原因なのですが、その一部の生徒のために、自分の子どもが巻き添えとなることは親としては避けたいものです。また、入試があるので、学校としてのレベルも、通常の公立中学校に比べれば高く、授業もその分ハイレベルなことを行うことができます。
 しかしながら、やはり一番の理由は、中高一貫の利点にあるでしょう。6年間を通した体系的なカリキュラムが大学受験に関しては非常に優れていることは否めません。

中高一貫の弊害

 中高一貫でも、全てが優れているわけではありません。

 中高6年間は非常に多感な時期でもありますし、その期間に出会う人物によってその後の人生が大きく変わることもあります。そういう意味で、別学の場合は中学校・高校と分かれていますから知り合いとなる数は多いといえます。
 また、高校進学時に受験がありませんので、中だるみが出てしまう場合もあります。しかしながらこれには当然学校側も十分に理解していることですから、何らかの対策が行われている場合が多くなっています。

マスメディアで取り上げられる理由

 なぜこんなにもメディアに取り上げられるのか。それは、先ほどの弊害を差し引いても、進学に有利であることが過去の一貫校の設置例で分かってきたからです。
 また、まだ新しい制度ですので、新鮮さがあるというのも理由の一つではないでしょうか。

 これから栃木県でも一般的となっていくであろう中高一貫校には、とても期待の持てる制度となっています。これから中学入学を控えている児童・保護者の皆様は、この制度も再考してみてはいかがでしょうか。

宇都宮東高等学校附属中学校